不倫してみませんか?(http://furin.misty.ne.jp/)は都道府県別の無料掲示板で不倫パートナーを探せる出会い系サイト。
完全無料という言葉に惹かれて登録から掲示板の書き込みチェック、メッセージ送信まで一通り試して実態を確認しました。
【追記→2025年12月に再調査したところ、公式サイトが消滅。サービス終了して閉鎖】
不倫に興味がある人は参考にどうぞ→不倫掲示板(無料)を4サイト使った結果と評価や実態報告

- 不倫相手が見つかる可能性は低い
- 既婚者の出会いに特化していない
- 一般女性と会えない
- デリヘル嬢や援交希望は多い
- 登録や出会い機能を無料で使える
- 男性会員は多い
- 年齢確認していない
- メール送信数に制限がある
- 業者が多すぎる
実際に使って分かったのは不倫相手がすぐ見つかる便利な掲示板とは程遠いこと。一見すると人妻募集や既婚者向けの書き込みが並んでいるように見えるけど、内容を細かく読んでいくと金銭目的や営業色の強い募集がかなり混ざっています。
特に目立ったのがデリヘル嬢や援交希望と思われる女性側の投稿。条件が良すぎる誘い文句や最初から連絡先交換・待ち合わせを急かす文章が多く、冷静に見れば一般の既婚女性とは明らかに雰囲気が違います。
ユーザー層も偏っています。書き込み主の自己紹介を見るかぎり、50代以上の男性が非常に多く、30代以下は極一部。長年こうした掲示板に慣れている層が中心で初めて不倫掲示板を触る人が紛れ込むと業者と一般ユーザーの見分けがつかずに振り回されます。
年齢確認もなく、運営側の監視体制も強くは感じられませんでした。メール送信に制限があるわりに、まともな相手に当たる確率が低いので時間と労力だけが減っていきます。
総合して不倫サイトとしての完成度は低いと判断しました。既にサービス自体は終了しているものの「無料の不倫掲示板だからお得」と考えて飛びつくと業者に翻弄されるだけで終わる危険のほうが大きいタイプのサービスでした。
Contents
不倫してみませんか?の実態を調査した結果

不倫してみませんか?は不倫パートナーを探すための無料掲示板を備えた出会い系サイト。登録者数は約26000人。都道府県別に掲示板が用意。料金は無料。利用資格年齢は25歳以上。
2000年にサービスを開始。出会い系サイト規制法の影響で半年閉鎖。規制をすり抜けて復活。アクセスは1日6000件前後。登録にはキャリアメール(au・ドコモ・ソフトバンク)のアドレスが必要。フリーメールのアドレス(yahooやgmail)では登録できません。
掲示板で募集して相手からの連絡を待つか、掲示板に書き込んでいる相手にメールを送ることで連絡を取りあえるシステム。
2023年6月に予告なく公式サイトへ接続できなくなり、そのままサービス終了して閉鎖。
| 料金 | 未成年 | 年代 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 利用可 | 40代~60代 | 出会い |
ここでは不倫してみませんか?の実態を調査するため、登録して使った結果を報告します。
サイトが古すぎてスマホで使うと不便
会員登録を終えて不倫してみませんか?の公式サイトへログイン。古いサイトデザインと見ずらい画面が表示。
15年以上前のガラケー時代に作られたままリニューアルなし。利便性は最悪。スマホ版も用意されているけど使い心地は良くありません。

iPhoneで使うとサイトが画面内に収まらず、途中で切れています。こんな画面で快適に出会いを探すことは不可能。
ユーザーの利便性や使い心地を考えずに運営。テンションが一気に下がりました。
独身や未婚のユーザーもたくさんいる
「不倫パートナーが探せるサイト」と宣伝しているけど【独身】【未婚】といったステータスの利用者もたくさん見かけます。既婚者限定サイトではなく、結婚していない人も使うことが可能。
ユーザーは50代から60代の男性が9割。女性は5%ほど。20代や30代の利用者は1割しかおらず、中高年が大半。年齢確認していないため、年を誤魔化している可能性もあるから注意。
20代の女性会員は全員デリヘル嬢
女性が書き込んでいる掲示板を調査してみると「今からエッチしよう」「歌舞伎町で会いましょう」と誘っている風俗業者を数え切れないほど発見。
20代の女性は全員デリヘル嬢。若い世代の一般女性会員はひとりもおらず、風俗嬢か援助目的ばかり。

「大人のお付き合い希望」と募集している女の子に連絡したところ、彼女もデリヘル嬢。「1時間8千円」と要求されたので間違いありません。
不倫してみませんか?を利用している20代や30代の女性は一般人ではないので男性は騙されないよう気を付けて下さい。
アダルト目的や援交以外の利用者は皆無
「これからホテルで会いませんか?」「大人の関係でお願いします」など、援助交際やセフレ・ワンナイトラブといったアダルトな出会いを希望している男女が全体の99%を占めています。
「友達になりたい」「真剣にパートナーを探している」「恋人が欲しい」といった真面目な出会いは皆無。不倫や援交、割り切りや援デリ業者との出会い以外は期待できません。目的にあっていない人が使えば後悔するだけ。
変態や危険人物が多い
男性が書き込んでいる掲示板を調査したところ、異常な性癖をさらけ出している変態や危険人物による募集を発見。
「こんな男性と会った女性は怖い思いをするだろう」と容易に想像できます。

「汗ばんだ40代熟女の身体を舐めさせてください」と掲示板に書き込んでいる男性に遭遇。他にも変態が数え切れないほど投稿。
女性は男性を選ぶ際、慎重に見極めないと非常に危険。怖い思いをしたくなければ登録は止めておきましょう。
顔や性格がわからないので会う気になれない
掲示板に書き込んでいる情報はニックネーム・年齢・身長・体重・婚姻歴しかありません。顔写真がないから外見を知れず、自己紹介欄もないから性格もわかりません。
詳細がわからない相手と「会いたい」と思えず、出会いに対する意欲もわかなかったのが正直なところ。素性がわからない相手とメルアドやLINEのID交換は抵抗があるし、悪用される恐れもあるから躊躇。結局、誰とも連絡を取れないまま退会。
メール送信数の制限があまりにも酷い
不倫してみませんか?では異性に対するアタックメールに制限があり、男性は1日1通だけで女性は1日5通までしかメールを送れません。これでは会えないため「酷い制度だ」と感じました。
サイト上にはその日に送られたメールの総数(APM送信数)が表示。平均して20通しかありません。1時間に1通もメールが送られていない状態。要するに、ほとんど使われていないサイトである証拠。1通のメールだけで出会いを成功できるはずもなく、使われなくて当然。
広告が多すぎてストレス
無料で運営している出会い系の多くは広告収入を得るため、サイト内に大量の広告を添付。不倫してみませんか?も例外ではありません。
サイト内にはスポンサーの広告が至る所に配置。操作の邪魔でストレス。イライラして使う気にならなかったのが本音。

怪しい出会い系へのリンクが張られた広告をたくさん見かけます。その中に優良サイトはなく、出会えないサイトばかり。
ユーザーの利便性や出会いやすさよりも「広告収入を得よう」という運営者の意図を感じます。完全無料で使える出会い系に優良なサイトやアプリはありません。
不倫に特化した要素がない
「不倫しませんか?」というサイト名で運営しているにも関わらず、不倫に特化した機能なし。
「これでは一般的な出会い系と何も変わらない」と思ったし「サイト名が誇大過ぎる」と失望。「また使いたい」と思える機能や魅力はなく、時代に取り残された質の低いサービス。
不倫以外の目的でも使えてしまう
不倫してみませんか?は不倫以外の出会い目的でも使えます。実際、掲示板には独身相手を希望している人の書き込みも発見。
登録にあたって既婚者であることが条件になっているわけでもないし、未婚のユーザーもたくさんいます。どんな目的で使っても問題ありません。
悪質業者や違反者もいる
掲示板で募集しているユーザーの中には援デリ業者や援助交際、悪用するために連絡先交換を企んでいる悪質業者が潜んでいることも確認済み。使う時には最大限の注意が必要。
利用規約に定められている禁止事項を平気で破りながら相手を募集している違反者も複数見かけたし、ルールを守らずに使っている会員もたくさんいます。
違法性は低いがグレーゾーン
違法性は低いですが、グレーゾーンの運営であることは間違いありません。個人情報の交換や年齢確認などに関して法律の抜け道を見つけ出し、違法ギリギリのラインで運営。
利用すれば何かしらの犯罪や被害にあいます。「絶対に安全だ」と言えるサイトではありません。
姉妹サイトのラブラブメールでツーショットも閉鎖
不倫してみませんか?のサイト内で紹介してくるラブラブメールでツーショットは優良出会い系に属しません。ハッキリ言えば使う価値のないサイト。
以前、実際にラブラブメールでツーショットへ登録して使ったことがあるけど「もう使うことはない」と思いました。結果的に会えなかったし、何も得るものがなかったからです。現在はサービス終了して閉鎖しています。
不倫してみませんか?に対する評価
| 項目 | 結果 | 評価 |
|---|---|---|
| ユーザー | 少ない | ★★☆☆☆ |
| 男女比 | 9:1 | ★☆☆☆☆ |
| 安全性 | 非常に低い | ★☆☆☆☆ |
| 連絡先交換 | 困難 | ★★☆☆☆ |
| 出会い目的 | 困難 | ★☆☆☆☆ |
| 満足度 | 非常に不満 | ★☆☆☆☆ |
実際に登録して掲示板を何日か追いかけた結果がこの評価です。書き込みはそれなりにあるものの、同じ男性が何度も投稿しているだけのケースが多く、ユーザー数自体はかなり限られていました。
男女比も極端で既婚女性を探している男性がずらっと並び、女性側の募集はごく少数。競争だけ激しくて、肝心の相手がいない状態なので不倫相手探しの場としてはかなり不利なスタートになります。
一番の問題は安全性です。出会い系を名乗っているのに年齢確認がなく、18歳未満でも紛れ込めます。こうなると未成年が大人とやり取りしてしまう危険性も出てくるし、法律面でもアウトに近い運営と言わざるを得ません。
連絡先交換についても業者と疑わしいアカウントが多くて慎重にならざるを得ない状況でした。普通の既婚女性を探しているつもりが実際にはデリヘルや援交の誘導だったというパターンにぶつかりやすいサイトです。
出会いを求めて使ってみても真面目な不倫相手探しからは遠いところで足止めされます。安全面の整備とユーザーの質を大幅に見直さないかぎり、不倫目的のサイトとして高く評価するのは難しいサービスでした。
サービス終了して閉鎖は当然の結果
不倫してみませんか?の利用規約やこれまでの運営経歴を調査したところ、出会い系サイト規制を正面から受け止めるのではなく、ぎりぎりを狙うグレーな運営方針が透けて見えました。
本来なら18歳未満を排除するために必須の年齢確認を実施すべきなのに、その仕組みが一切なし。インターネット異性紹介事業としての届出も行っておらず、既婚者の出会い掲示板という名目のもとに実態としては出会い系と同じ使われ方をしていました。
その結果、掲示板には悪質業者や援デリの募集、小遣い稼ぎ目的の援助交際と思われる書き込みが氾濫。真面目にパートナーを探したい既婚者より、金銭目的や営業アカウントのほうが目立つ状況で、とても健全な出会いサービスとは呼べません。
運営側は「規制法には触れていない」「長年真面目に続けている」といったニュアンスの主張をしていたけれど、実際に中身を見れば不健全な出会い系のカテゴリに入るサイトです。
本気で「誰でも安心して使える不倫掲示板」を目指すなら公的書類を使った年齢確認の導入、インターネット異性紹介事業の届け出、違反投稿や業者アカウントを自動・手動の両方で排除する監視体制。このあたりは最低限整えておくべきでした。
さらにサイト自体をSSL化しておらず、メールアドレスなどの個人情報を平文で送受信する構造だった点も大きな問題です。ログイン情報や問い合わせ内容が第三者に盗み見られる可能性もゼロではなく、ユーザー保護の意識が弱い運営だと判断しました。
こうした基本的な対策を後回しにしたまま「不倫相手を探せるサイト」と名乗っていた以上、長く続かなかったのは必然です。不倫してみませんか?がサービスを終了し、サイトごと消えたことは危険性と運営姿勢を考えると、ごく自然な結末だと思います。










