mixiは2004年から2008年頃までは確かに会えました。その後、Facebookが台頭してから「ミクシィはオワコンだ」と言われ、インスタが出てからmixiの名前すら聞かなくなり現在に至ります。
2025年になって「ミクシィで会えたよ」という口コミは滅多にありません。
「mixiは本当に会えなくなったのか?」と疑問に思ったので、10年ぶりに当時作ったアカウントでログイン。実際にmixiを出会い目的で使ってみました。
- 日記・つぶやきから会える可能性あり
- オフ会・イベントに参加すれば会える
- アクティブユーザーは全盛期より大幅に減少
- 昔のマイミクの8割がmixiを退会していた
- 出会いツールとしておすすめはできない
- ライバルが少ない
- 無料で使える
- 10代や20代の利用者は極少数
- 出会い厨は避けられる
- 新規ユーザーが滅多に増えない
全盛期より遥かに勢いはないけど、今でもmixiで会えるチャンスは残っています。インスタやTwitter、出会いアプリやサイトが全盛の現代において、ミクシィで出会いを探すのは時代遅れであることは事実。
警視庁は「SNSで知り合った相手から暗号資産の投資詐欺が増加」と報告。mixiからの出会いも注意が必要。
大人数で集まるサークルやコミュ二ティに参加するなら良いけど、恋人やセフレといった目的に使うと期待外れに終わります。それでも、実際に使ってチャレンジしたところ「会える可能性がゼロではない」と思いました。
Contents
mixiで出会う4つの方法
mixiで出会いを探す前に注意点として以下の基本ルールは覚えておきましょう。
- 異性との出会い目的は禁止
- セフレ探しや卑猥な言動も禁止
- 個人間のLINEや連絡先交換は黙認
「出会い募集」「会いたい」と日記やコミュ二ティには書き込めません。
大々的に出会いを募集するとペナルティやアカウント停止になるので個人間でこっそり活動することが大切。
- 出会い系コミュ二ティに参加・作成
- 日記のコメントから誘う
- ボイス(つぶやき)ユーザーを狙う
- オフ会・イベントに申し込む
mixiで出会いを探せる方法は具体的に4つしかありません。
ここからは実際に4つの方法を試した結果をお伝えします。
コミュ二ティに参加
mixiには今もなお、趣味・地域・年代別など、多岐にわたるコミュニティが数多く残されています。中でも共通の趣味を介して出会えるコミュニティ参加は現実的な出会い手段です。
特にスポーツ観戦・バイク・登山・ゲーム・アニメなどのカルチャー系コミュニティは比較的活動が継続されており、今も新規投稿やコメントのやり取りが見られます。自分の趣味と一致するコミュニティを検索して申請を送ると数時間~1日ほどで管理人から承認され、活動を開始可能。
グループ内では自己紹介トピックや雑談スレが設けられており、最初に挨拶し、他の参加者の投稿にリアクションを返すことで自然に関係が築かれていく設計。特に地方のコミュニティや小規模な趣味グループでは距離感が近く、個別のやり取りに発展しやすいのが特徴です。
ただし、かつてのような活況はなく、全体的な投稿数やメンバー数は大幅に減少。アクティブなユーザーは年齢層も上がっており、30代〜40代を中心に真面目な交流を求める人が多いです。過去のような即時的な盛り上がりやノリで会う軽い出会いは期待できないけど、共通の趣味をベースにじっくり関係を築くスタイルには今でも一定の需要があります。
実際に複数のコミュニティに参加し、メンバーと何度かコメントのやり取りをしたところ「近いうちオフ会しませんか?」という誘いが自然と発生。リアルにつながるまでの距離が意外と近いことを実感。
現在のmixiで会いたいなら出会い系としてではなく、コミュニティを通じて価値観や趣味を共有する場所として活用することが大切です。即効性はないものの、ゆるやかに関係を深めていく昔ながらのネット文化がまだ息づいています。
日記のコメント欄から誘う
mixiの象徴的な機能である日記は単なる投稿ではなく、その人の内面や日常、価値観が強くにじみ出るコンテンツ。だからこそ、日記を通じて相手に惹かれることもあるし「この人と会ってみたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、いきなりコメント欄で「会いませんか?」「LINE交換しましょう」と誘うのは非常に危険。コメント欄は投稿を見た全ユーザーに公開されているため、露骨な誘いは出会い厨と見なされやすく、相手に不快感を与える可能性が極めて高いです。
実際に気になる女性の日記に対して「会ってみたいです」とコメントしたところ、すぐに「そういう目的の書き込みはやめてください」と返信され、以降ブロックされました。この出来事から痛感したのはmixiなりの礼儀と暗黙のルールがあること。
mixiのコミュニティ文化では即会いや直球の誘いは拒絶される傾向が強く、まずは日記の内容に共感した上でコメントや足あとを通じて少しずつ関係を築くことが基本。信頼を得る前にストレートなアプローチをすれば逆効果になるだけでなく、最悪の場合、通報されてアカウント停止のリスクもあるため注意が必要です。
ボイス(つぶやき)ユーザーを狙う
mixiのボイス機能は、いわばミニブログのようなもの。Twitterに似た形式でユーザーが日常の出来事や心情を数行でつぶやけるスペース。一見するとカジュアルで開放的に見えるけど、ここから直接出会いに繋げるのは極めて困難です。
実際、つぶやきを投稿していた女性ユーザーに対してコメント欄で「会えませんか?」と5人にアプローチしたところ、全員からスルー。これは明確な拒否反応。一言でいえば無視されるか、嫌われるかの二択でした。
これは当然とも言えます。ボイスはmixi内で唯一、誰でも気軽につぶやけるリアルタイム発信の場であり、ユーザーの大半は独り言や感情のメモを吐き出すために使っています。つまり、出会い目的で使っている人はほとんどいないのです。
しかも、mixiユーザーはTwitterほどオープンな関係性を好まず、閉鎖的で慎重な交流を大切にする傾向が強い。その中でいきなり「会いませんか?」と誘えば警戒されるのは当然。むしろ「mixiの雰囲気を壊す不審者」と見なされる可能性すらあります。
実際、つぶやきを見ていると出会いを匂わせる投稿は皆無。日常の愚痴、ペットの話、音楽の感想など、非恋愛的なコンテンツばかりで出会いにつながる前提が存在しません。
もちろん、共感やリアクションをきっかけに交流が生まれ、結果として親しくなる可能性はあります。ただそれは時間と信頼を重ねた先の話。ボイスを出会いの場と勘違いして直球の誘いを仕掛けても痛い人扱いされるだけで成功にはつながりません。
もしボイス経由でつながりたいなら、まずはつぶやきに共感を示す短いコメントから始めるのが鉄則。会話の糸口を作って、そこからメッセージへ移行する流れが最も自然です。出会いを急がない姿勢と相手を尊重するスタンスがなければ、mixiのボイス文化では拒絶されて終わります。
オフ会・イベントに申し込む
mixiの特徴のひとつがオンラインの関係をリアルに昇華させるオフ会文化の存在。特にコミュニティ機能が活発だった頃からカテゴリを問わず定期的にイベントを主催するグループは多く存在。今でも根強く生き残っているサークルがいくつかあり「リアルに会いたい」「実際に話してみたい」というニーズに応えてくれる貴重な場です。
実際に出会い目的で複数のオフ会系コミュニティをチェックしてみたところ、バーベキューや飲み会、ボードゲーム会やカラオケなど、カジュアルで参加ハードルの低いイベントが複数開催。街コンほど堅苦しくなく、サークルの延長線上という雰囲気で人とつながりたい空気感が自然に流れています。
しかし、実際に申し込んでみると壁もあります。例えば既存メンバー中心の内輪イベントでは新規参加者が敬遠されるケースも多いです。筆者も実際、都内で開催予定の飲み会イベントに申し込んだところ「活動歴がない方の参加はご遠慮ください」と断られました。mixi内での実績(=そのコミュニティでの発言・交流歴)を見られることが多く、いきなりの参加はハードルが高いのが現実。
とはいえ、希望はあります。探せば「初心者歓迎」「はじめての方大歓迎」と記載されたイベントもきちんと存在。そうしたサークルでは初心者が参加しやすいように少人数制で話しやすい空気をつくるなどの配慮があるため、出会い目的でも気まずさを感じにくく、初参加でもなじみやすいです。
mixiのオフ会文化は他のSNSよりも誠実で真面目な出会いを志向する傾向が強いため、軽率なナンパ目的だと浮いてしまいます。大事なのは「趣味を通じて自然な出会いがあればいいな」という姿勢。最初から異性を狙い撃ちする立ち振る舞いは逆効果になるので注意しましょう。
mixiでの出会いはイベントに参加=出会えるではなく、交流を通じて人となりを見せたうえで関係が築かれる場所。信頼を前提とした人間関係が求められるmixiだからこそ、一発勝負のナンパ戦略ではなく、長期戦でじっくり信用を積み上げる姿勢が必要です。
最初の1歩は勇気がいるけど「本当に人とつながりたい」という思いがあるならオフ会参加は今でも有効な選択肢。実際に顔を合わせる体験には文字やアイコンでは得られない距離の縮まり方があります。それこそがmixiの出会いの本質です。
mixiで会う3つの攻略法
- 日記・つぶやきから仲良くなる
- 共通の趣味や嗜好のコミュ二ティに参加
- オフ会やイベントの企画と参加
実際にミクシィを出会い目的で使ったところ「こうすれば会える」と思えた攻略法を発見。
ここからは3つの攻略法について詳しくお伝えします。
日記・つぶやきから仲良くなる
mixiで出会いを成功させたいなら、いきなり「会いましょう」と誘うのではなく、日記やつぶやき機能を活用して段階的に信頼を築くのが鉄則。
理解しておきたいのは、mixiには知らない人といきなり繋がることを警戒する文化が今も残っていること。Twitterのようなオープン性とは違い、mixiの交流は関係を築いてから近づくのが基本。匿名性があるとはいえ、ある程度相手の人柄や投稿履歴を知ったうえで関係を深めていく安心感が求められているのです。
実際に異性と出会いたいと思っている人でもコメントのやり取りや反応の積み重ねを経て「この人なら信頼できる」と感じてもらうことが重要。日記にコメントしたり、つぶやきに「いいね」を押すといった行動は相手に「見てくれている」「気にしてくれている」という安心感を与え、心理的な壁を少しずつ崩していきます。
実際にこの方法を試したところ、数日かけて日記にコメントし、つぶやきに反応し続けた結果、相手からも自然に返信が来るように。その流れで「よかったらLINE交換しませんか?」と提案したところ、あっさりOK。突然の誘いでは絶対に成立しなかった関係も少しの積み重ねで一気に距離が縮まるというのがmixiならではの醍醐味。
mixi出会いは焦らず、段階を踏んで信頼を築くことが成功への唯一のルート。派手なアプローチや即誘いは逆効果。日記・つぶやきは、相手と心の距離を縮める入口。地味だけど、この丁寧なアプローチこそが今でもmixiで出会いを実現させるための王道です。
共通の趣味や嗜好のコミュ二ティに参加
mixi出会いにおいて、共通の趣味や嗜好に基づいたコミュニティへの参加は自然に距離を縮められる最適な成功法。大切なのは出会い目的であることを表に出さないこと。たとえ最終的に会いたい気持ちがあったとしても最初からその下心を前面に出すと「出会い厨」「空気の読めない人」として警戒され、距離を取られます。あくまで「この趣味が好きで集まっている」という建前を守ることが最初の信頼構築の土台となるのです。
「映画好き」のコミュニティに参加し、数週間にわたって書き込みやコメントを続けた経験があります。そこで他のメンバーと映画について語り合う中で自然とやり取りが生まれ「今度、一緒に観に行きませんか?」と相手から誘われる展開に発展。自分からガツガツ行かず、まずは共通の趣味を語る仲間として関係性を築くことが結果的に会える近道。
ポイントは発言頻度を高くして存在感を出すこと、他人の投稿に丁寧に反応すること。自分が主役になるより、他者の興味を尊重してコメントを返した方が信頼を得やすく、コミュニティ全体から好感を持たれます。
趣味の延長で出会うことは警戒心を下げる最大のポイント。共通の趣味や嗜好があるというだけで相手は「この人とは話が合いそう」「自然体でいられるかも」と感じやすくなり、オフラインでの交流にも抵抗が少なくなるのです。
mixiで本当に出会いたいなら「会いたい」と思わせる空気をつくることが先決。共通の趣味を楽しみながら信頼を積み重ね、自然な流れで距離を縮めていくことがコミュニティを活用した最も有効な出会い方です。
オフ会やイベントの企画と参加
mixiで今すぐ会いたいならオフ会やイベントへの参加も成功率が高い方法。なぜなら、出会いの口実や心理的なハードルが極端に低くなるからです。オンライン上でやり取りを続けるだけでは進展しにくい関係でもリアルの場では一気に距離が縮まります。
mixiの各コミュニティ内では飲み会・交流会・趣味イベントなど、数多くのオフ会が立ち上がっています。イベントの参加条件はコミュニティによって異なり、参加者の紹介が必要、活動実績があることなど、ある程度の関係構築が求められる場合もあります。一方で初心者歓迎や誰でも参加OKといったライトなイベントも多く、選び方を間違えなければ初参加でも受け入れてもらいやすいのが特徴。
過去には漫画好きオフやアニメ飲み会など複数のイベントに参加。一度に複数の異性と出会える上、自然な形で会話ができるので効率は抜群。通常のSNSやDMでのやり取りに比べて信頼構築のスピードが段違いです。
注意点として、すべてのオフ会が健全というわけではありません。中には宗教・投資勧誘・ビジネス目的の出会い系擬態イベントも存在。料金が極端に高い、主催者の素性が不明、内容が曖昧などの場合は警戒が必要です。実際、ある飲み会イベントでは「異性と会話できる」と謳っておきながら、実態は某ビジネス系マルチ勧誘だったこともありました。
そのため、イベント選びでは長期間運営されている実績のあるコミュニティ、過去イベントの参加レポートがある、主催者のプロフィールや参加者の書き込みに不自然な点がない、女性参加者の比率やバランスが極端でない、料金が妥当(高すぎたり無料すぎる場合は要注意)を重視してください
もし自分で企画する立場になれば、より自由度が高くなります。人数は少なくても自分が誘いたい相手を巻き込めるのが利点。ただし、信用や発言力がある程度求められるため、初期段階では既存イベントへの参加を通じて経験と信頼を得る方が現実的です。
オフ会やイベントはリスクこそあるけど、出会えることを最優先に考えるなら最短で目標達成が狙える有効手段。本気でmixiを出会い目的で使いたい人は戦略的にこのルートを活用すべきです。
mixi(ミクシィ)出会いのメリットとデメリット
ここでは、mixi出会いに対するメリットとデメリットを実体験と専門的視点から詳しく解説します。
- 趣味コミュニティを通じて共通点のある相手と自然に繋がれる
- 日記やコメントを通じて人柄や価値観を知れる
- 実名不要でニックネーム登録が可能、プライバシー性が高い
- 恋愛目的が前面に出ないため警戒されにくい
- プロフィール公開範囲や足あと設定など細かい機能制御が可能
最大の特徴は何千ものコミュニティが存在し、同じ趣味・嗜好・考え方を持つユーザーが集まる場が整っていること。コミュニティに参加し、掲示板やコメントを通じてやり取りを続けることで出会いを目的とせずに自然と異性との交流が深まる構造が成立。恋愛アプリとは違い、まずは趣味仲間として出会えるため、関係構築がスムーズで警戒心も薄れやすいのが魅力です。
mixiは今もなお日記文化が生きており、ユーザーの考え方や日常生活が文章として継続的に公開。プロフィールやメッセージだけでは伝わらない部分も日記を通して相手の人となりを丁寧に把握できる点は他の出会い系にはない優れた機能です。日記への拍手やコメントを通じて無理なく交流が生まれ、結果として恋愛や出会いに繋がることも多くあります。
Facebookなどとは異なり、完全にニックネーム登録制であり、実名・顔出し・電話番号連携などが一切求められない匿名寄りのSNS。このため、副業用、裏アカウント、趣味用の活動など、プライベートと切り分けて利用でき、慎重派のユーザーでも安心して使える土壌が整っています。
出会い系アプリでは最初から「恋人を探している」という前提があるため、相手も構えやすく、やり取りが事務的・条件的になりがち。mixiでは投稿や日記、コミュニティの参加から始まるため、あくまで人と人としての接点が自然に生まれるようになっており、恋愛や出会いに発展しやすい雰囲気が作られています。
プロフィールや日記の公開範囲、足あと通知のオンオフなど、プライバシーコントロール機能が非常に細かく設計。全体公開・マイミクのみ・非公開などを状況に応じて使い分けられるため、不用意なトラブルや晒しを避けながら、安心して交流が可能です。
- アクティブユーザーが激減して反応率が低い
- 即時性が低く、マッチング成立まで時間がかかる
- 恋愛・異性交際を目的とした使い方は規約上グレーゾーン
- アプリ版は一部機能が制限されておりPC版前提の設計も残る
- 出会い目的とそうでない層の温度差が大きい
かつては国内最大級のSNSだったけど、現在ではTwitterやInstagramに移行するユーザーが多く、アクティブユーザー数は著しく減少。そのため、コミュニティの更新頻度も低く、メッセージやコメントの返信が遅い、または来ないという状況も多く、即効性には欠けます。
プロフィールを見て即メッセージというアプローチではなく、まず日記を読んで拍手を送り、徐々に距離を縮めるシステム。このため、メッセージから出会いに至るまでに非常に時間がかかる傾向があり、マッチングアプリのような即時マッチを求めるユーザーには不向きです。
運営規約では直接的な恋愛・出会い系利用は禁止されていないけど、明示的に恋人募集・性目的といった投稿をすると削除やアカウント制限のリスクがあります。そのため、出会いに繋げるには表現を慎重に選び、時間をかけて関係構築を図る必要があるという難しさがあります。
スマホアプリからは一部機能(日記の細かな閲覧、詳細な通知管理など)が制限されていることがあり、PC前提で設計された時代の名残が残っている面があります。そのため、快適に使いこなすにはPCブラウザとの併用が必要になることもあり、スマホ完結型のユーザーにはやや不便に感じるのがデメリット。
mixiは現在、趣味コミュニティや交流メインの利用者と恋愛目的で使う人が混在する環境となっており、価値観や目的のギャップがトラブルの原因に。たとえば「ただの趣味仲間」として使っている人にアプローチしてしまうとブロックや通報に繋がる可能性があるため、慎重な見極めが必要です。
もはや「時代遅れのSNS」と見なされがちだけど、今なお機能し続けているコミュニティや長期的な人間関係を築くにはマッチングアプリにはない深みと信頼感があります。その一方で、アクティブユーザーの減少、即時的な出会いには不向き、明示的な恋愛募集はリスクを伴うという制約を理解せずに使うと思うような結果は得られません。
出会いのきっかけを探すというよりも同じ趣味の人と対話を重ねる、日記を通じて価値観を共有する、関係を育ててから恋愛に進展させるといったスローな戦略を取れる人にとって今もなおリアルな恋愛が生まれる数少ないSNSです。
ミクシィ出会い厨してわかった実態
- 出会い目的は予想以上に少ない
- 女性ユーザーが全然いない
- オタクやメンヘラが多い
- 悪質サイトへの勧誘や誘導も多い
これが実際にミクシィ出会い厨してわかった実態。
昔のように会えることはなく、SNSとして衰退しているのが現状。
出会い目的が予想以上に少ない
2020年代以降のmixiでは出会い目的としたユーザーが激減。mixiを本格的に使っていた2010年前後と比較すると、あまりに様変わりしていて驚くほど。当時は日記やボイス、コミュニティ内での自然なやり取りから「仲良くなった流れで会う」という出会いが頻繁に成立。メッセージ欄には「どこ住み?会ってみたい」というやり取りが日常的に交わされ、オフ会の開催も活発でした。
しかし、現在のmixiでは出会いを明示的に目的とした活動がほとんど見られません。これは単なるユーザーの意識変化だけでなく、サービス運営側の方針転換とプラットフォーム全体の社会的役割の変化が背景にあります。
第一に出会いの選択肢が激増したことが挙げられます。マッチングアプリ、SNS(XやInstagramなど)、専門掲示板や通話系アプリなど、より効率的かつ匿名性の高い出会いの場が他に多数ある今、mixiで会おうとするユーザーは極少数。
次に企業としてのコンプライアンス意識の強化。現在のmixiは東証プライム市場にも上場している大企業グループの一員。運営の透明性や社会的責任が問われる中、出会い系的な利用が黙認されることはありません。過去にはグレーな使われ方が放置されていた時期もあったけど、現在は「異性募集」「出会い目的」といった投稿は即座に対応されるケースも見受けられます。
このような背景により、出会い目的のユーザーは目立った行動を避け、隠れるように活動する傾向が強くなっています。その結果、表面的には「出会い目的ゼロ」と感じるほど静かな状況。
今でも一部のユーザー同士で出会いが成立しているけど、それはあくまで趣味や嗜好を通じて徐々に仲良くなった先にある結果であり、即会いやアダルトな出会いを前提とした利用は現実的ではありません。
mixiはかつてのような出会いの場ではなく、人間関係を構築する中で偶然生まれる出会いに期待する場へと変化しているのが実情です。出会いだけを目的とするなら出会い系を選ぶほうが遥かに効率的。
男女比が悪すぎて女性が全然いない
現在のmixiを再び使って痛感したのが圧倒的な男女比の悪さ。実際に複数のコミュニティや日記、つぶやきを1週間以上かけて精査した結果、体感で8割以上が男性ユーザー。一部には活動的な女性もいるけど、その数は限られており、特に出会いを前提としたコミュニケーションにおいて女性の存在はほとんど見当たりません。
この偏った男女比の最大の要因は女性ユーザーのmixi離れにあります。女性はSNSやネットサービスにおいて流行や利便性に非常に敏感。InstagramやTikTok、マッチングアプリのように直感的でビジュアル重視、匿名性が高くかつオシャレ感のあるプラットフォームに次々と移行。その結果、mixiのようにテキスト主体・古いUIを残したSNSからは女性が一気に離れていったのです。
女性は男性と違って出会いが目的と明言することに慎重。仮にアクティブユーザーであったとしても自らの投稿で出会いを求めるような言動は控える傾向があります。男性ユーザーは過去の成功体験や懐かしさから復帰するケースも多く、mixiに残っているのは圧倒的に男性の比率が高い中年層。つまり、現在のmixiは出会い目的の男性が、すでに撤退している女性を求めて空回りしている状態と言っても過言ではありません。
この構造では、どれだけアプローチを重ねても成功する見込みは低く、時間と労力の無駄に終わる可能性が高いです。特に恋愛目的や異性とのリアルな出会いを目指すのであればmixiを選択肢に入れるべきではありません。
出会い系やマッチング目的でmixiの再利用は男女比の非対称性という構造的な問題に直面するだけでなく、成果にも結びつかない空回りに終わるリスクが高いという現実を受け入れるべき。昔と今では環境もユーザー層も全く違うということを前提に行動する必要があります。
オタクや精神を病んだメンヘラが多い
現在のmixiは全盛期と明らかに利用者層が変化。かつては飲み会・スポーツ・恋愛・趣味の交流といった一般的で明るいテーマが中心だったのに対し、現在目立つのはオタク文化や精神的に不安定なユーザーをテーマにしたコミュニティ。
アニメやゲーム、BL・コスプレといったオタク文化に特化したサークルが上位に多数表示されるだけでなく、「自己嫌悪」「生きづらい」など精神的にデリケートなテーマに関するコミュニティの参加者も異常に多いのが現状です。
実際に複数のメンタル系コミュニティを閲覧したところ、日記やコメント欄ではネガティブな発言が繰り返されています。かつてのようにリアルでの交流やポジティブなイベントが盛んだったmixiとは、まったく別物に変貌。
この変化の背景には他SNSの台頭とmixiの居場所化があります。TwitterやInstagramなどはリアルの人間関係やブランディングに向いているけど、mixiは今や心を病んでしまった人が匿名で安心して吐き出せる場になっており、現実逃避や自己防衛的な意味合いで利用されることが多くなったのです。
そのため、mixiには健全な恋愛や爽やかな出会いを求める空気はほとんど残っていません。むしろ、深く繊細な世界に引き込まれるリスクのあるSNSになっており、精神的に安定していない人と出会いたい人以外には適していない環境だと実感。
出会いを目的としてmixiを使うなら、この独特な利用者層を理解したうえで行動することが必要です。安易に誘えば地雷を踏む可能性も高く、共感や配慮がなければ拒絶されるか、精神的に巻き込まれるかのどちらか。
今のmixiは、万人向けではなくニッチな居場所型SNSへと特化してしまったため、普通の出会いを求める場としては限界があると認識すべきです。
出会い系など悪質サイトへ勧誘や誘導も多い
実際にmixiを利用して改めて痛感したのは健全な出会いや趣味交流を装った悪質サイトや副業ビジネスへの誘導が非常に多いこと。とくに目立ったのは既婚者や大人の恋愛系を謳うコミュニティに潜んでいる業者の存在。
例えば「既婚者同士の癒しの時間」「大人の秘密の恋」などといったタイトルのコミュニティを覗いてみるとコメント欄やスレッド内にLINEIDや外部リンクを記載して誘導する投稿が多数。その内容も「安心して出会える掲示板はこちら」「無料で毎日LINEできる」など、いかにも初心者が騙されそうな文言ばかり。
一部の投稿はもっと露骨で「1日数万円の副収入」や「完全匿名で稼げる」など、出会いではなく怪しい金儲け話にすり替わっています。これらはすべて別サイトへのアクセスを促し、登録や課金を誘導する手口。実際にクリックすると業者が運営する出会い系サイトやMLM勧誘ページに飛ばされます。
さらに悪質なのは誘導投稿を行っているのが運営者風のアカウントだったり、一般人を装っていること。外見上は普通のmixiユーザーとして振る舞い、他人の投稿にも「いいね」やコメントをして信頼を得てから、さりげなくリンクやLINEIDを貼ってくるなど、巧妙な手法を使っています。
こういった誘導に引っかかると金銭被害や個人情報流出のリスクが高く、最悪の場合は退会できない有料出会い系に登録させられ、架空請求や迷惑メッセージ被害へと発展。特にネットに不慣れな人や「会いたい」という気持ちが強すぎる人はターゲットにされやすいため危険です。
健全な出会いを求めてコミュニティを利用しても少し気を緩めれば一瞬で悪質業者のワナに引っかかる環境が今のmixiにはあります。参加時には誘導リンクがある投稿、妙に親切で馴れ馴れしいアカウント、お金やセックスの話をすぐに出すユーザーに警戒し、自衛意識を強く持ってください。
mixiを出会い目的で使うなら相手や投稿の内容をしっかり見極めるリテラシーが不可欠。うかつな接触や好奇心だけでリンクを踏むと取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるため、常に冷静な判断が求められます。
mixi出会いに対する評価
項目 | 結果 | 評価 |
---|---|---|
安全性 | 普通 | ★★★☆☆ |
会員数 | 少ない | ★★☆☆☆ |
難易度 | 高い | ★★☆☆☆ |
リスク | やや低い | ★★☆☆☆ |
出会い率 | やや低い | ★★☆☆☆ |
これがミクシィを出会い目的で使ったトータル評価。全盛期と比較して会員数が激減。相対的に成功率は低いです。
ユーザーが少ないぶん、悪質なユーザーも比例して減少。「怪しい」と思う利用者やコミュニティを見かけたのでリスクはあります。
- 無料で使える
- コミュ二ティ形成すれば会える
- 悪質業者が少ない
男女とも無料で使えることが最大の魅力。ユーザーが少ないため非効率であることは事実。
価値観や趣味・嗜好のあう人が集まるコミュニティを作れば気の合う仲間と会えます。
利用者を騙すツールではないから悪質業者は少ないけど、ユーザーの中に詐欺や広告誘導もいるから警戒して下さい。
- コミュ二ティからの出会いは時間が必要
- 人が少ないから地方で会うのは難しい
- 出会い目的自体がルール違反
- オフ会やイベントは内向的な人に不向き
出会い目的は規約違反だから大々的な活動はできません。「これから成長していくだろう」と期待できるSNSではなく、ユーザーが確実に減少している衰退したSNSであることもネガティブな要因。
ミクシィより遥かに優秀な出会い系やマッチングアプリ・サイトが存在していることが何よりのデメリット。
ミクシィで出会いを探す時代ではない
2004年にSNSの先駆けとしてサービスを開始したmixi(ミクシィ)。リリース当時、爆発的にユーザーを増やして人気サイトへ駆け上がりました。ミクシィは出会い系ではありません。コミュ二ティやサークルとして活動する出会いに関しては黙認。異性と個別に会う目的は禁止。
2020年6月23日にmixiはマザーズから東証一部に上場。上場企業としてコンプライアンスを徹底。ミクシィを出会いの場として利用するユーザーは厳しく対処されます。
現状は異性との出会い目的が存在。今でも会えるけど、マッチングサイトや出会いアプリが急速に支持されているこの時代にmixiを出会いツールとして使う必要なし。
長年使い続けているヘビーユーザーならまだしも、これから登録して出会いを探すことは賢明ではありません。少なくとも、10年ぶりにミクシィで出会いを探した僕はそう感じました。