- 「SNSで出会いはある?」
- 「実際にSNSで出会いを探してどうだった?」
LINEやX(旧ツイッター)、フェイスブックやインスタグラムにミクシィ。「人気のSNSを使えば会えるのか?」と気になります。
そこで、実際にSNSを使って出会いが見つかるのか試しました。
- SNSの出会いは危険性が高い
- 会える可能性はある
- 騙されるリスクもある
- 趣味嗜好のあうユーザーが見つかる
- 日常で巡り合えない相手と繋がれる
- タイプの異性と知り合える
- 相手の素性を見極めないと危険
- コミュニケーション能力が低いと相手にされない
結論から先に言うと、こんな感じです。的確なアプローチをすれば会えます。
その反面、基本的にSNSは情報の発信や収集のツールだから出会い目的には適しません。
消費者庁【SNSに関連する相談】は「SNSをきっかけとした相談は引き続き増加」「SNSがきっかけとなる情報商材のトラブルも発生」と報告。
成功させるにはSNSにおけるマナーとルールを徹底しましょう。
Contents
SNSで出会いを探した結果と感想
日本でもユーザーが多いLINE・X(旧ツイッター)・Facebook・インスタグラム・mixiという代表的なSNSを使って出会いを探します。
iPhoneに5個のSNSアプリがインストール。これで準備完了。
ここからはSNSで出会いを探した結果と感想をお伝えします。
LINE(ライン)
LINEは友達やグループでチャットできるアプリ。友達や知り合い以外とは繋がれません。
自分のアドレス帳(電話番号やメールアドレス)とリンクして繋がりのある人は表示されるけど、こちらが友達追加しても相手が承認しなければ連絡やチャットはできないので出会いに繋げることは困難。
友達追加の他に会える機能を探したところ【ID検索】を使う方法も思いつきました。適当にIDを打ち込んで検索結果に表示された人を友達追加する方法です。
表示される相手が必ずしも異性とは限らないし、この方法でアプローチしても無視されて終了。これら以外でLINEを使って会う方法はありません。
料金 | ユーザー(国内) | 出会い | 期待度 |
---|---|---|---|
無料 | 8000万人 | 困難 | 低い |
X【旧ツイッター】
X(旧ツイッター)は情報の発信や共有に使うのが一般的。LINEとは違い、友達や知り合い以外の人と繋がれるから出会いのツールとして活用している人もたくさんいます。
例えば株やアニメ、副業や好きな芸能人といった特定の趣味や嗜好のあった人と繋がれます。方法としてフォローした人やフォロワーとコメントを通じて仲良くなることです。実際、コメントを通じて互いに興味のあることが一致している人と仲良くなれました。
自分の好きなことや興味があることでハッシュタグ検索して表示されたユーザーのツイートを覗いて気が合いそうな友達を見つける方法も有効。「友達になりたい」と思える人がいたら投稿されているツイートに【いいね】を押して様子を伺います。この時に【いいね】を返してくれたら友達になれるチャンスあり。
相手のコメント欄に書込むと反応してもらえたけど、フォローしても反応なし。時間をかけて趣味や考え方のあう人と交流すれば友達ができます。
趣味や嗜好のあう人と繋がれても「会いませんか?」と誘うのは勇気が必要。会うまでには時間と高い信頼関係を要します。執拗に絡んでブロックされる行為や言動はやめましょう。長期的に友達を増やしたい人はチャレンジしてください。
料金 | ユーザー(国内) | 出会い | 期待度 |
---|---|---|---|
無料 | 4500万人 | 可能 | やや高い |
Facebook(フェイスブック)
フェイスブックは友達や知り合いとコミュニケーションを取るためのツール。知らない人から友達申請されたり「いいね」をもらっても「この人、怪しい」と感じます。
【知り合いかも】という機能には友達の友達が紹介。その人に申請して許可もらえれば出会いに繋がります。実際に3人の異性に友達申請を送ったところ、誰からも許可されないという悲しい結果に終わりました。
フェイスブックは友達を作るSNSではなく「昔の友達と繋がるSNSだ」と強く感じました。中学・高校の同級生や地元の友達といった疎遠になっている友達とは繋がれます。だけど、新しい友達を作ることには向いていません。
そう感じた理由は繋がりのない他人にメッセージを送っても「誰この人?」と思われて相手にされないからです。「怪しい」と警戒されるだけ。
知らない人から友達申請されたり「いいね」を貰っても「詐欺かもしれない」と思い、反応されません。長い間連絡を取っていないけどアドレス帳に電話番号やメルアドが入っている人にコンタクトすれば繋がれます。
料金 | ユーザー(国内) | 出会い | 期待度 |
---|---|---|---|
無料 | 2600万人 | 困難 | 低い |
Instagram(インスタグラム)
インスタグラムは写真投稿やメントでやり取りできます。芸能人や意識高い系の人に愛用されている代表的なSNS。
気になるユーザーを見つけて投稿に対してアクションしたり、アプローチして繋がれます。ただ、有名なインスタグラマーやフォロワーの多い人にアプローチしても相手にされません。
自分の投稿を充実させてフォロワーをたくさん増やしてからのアクションがおすすめ。フォロワーが多ければ相手から「友達になってください」と言われることもあります。「発信力のある人やオシャレな写真を撮ることが得意ならインスタで友達は作れる」と思いました。
美人やイケメンも多く「会ってみたい」と思う人はたくさん見つかります。しかし、コメントを残しても反応はなく、単なる読者の一員で相手にされません。
インスタを使っているユーザーは「誰かと繋がりたい」というより「注目されたい」「おしゃれに思われたい」などの自己欲求を満たすことが目的だから出会いに繋げることは難しいです。
顔に自信がある美人やイケメンがフォロワーにアプローチすれば会えるけど、弱小インスタグラマーは「会いたい」と思ってもらえません。
料金 | ユーザー(国内) | 出会い | 期待度 |
---|---|---|---|
無料 | 3300万人 | やや困難 | やや高い |
mixi(ミクシィ)
mixi(ミクシィ)は趣味のサークル(コミュニティ)や日記を通して交流できるSNS。そこからマイミク(友達)も作れます。例えばゲームやフットサルといったサークルに参加すれば実際に会うことも可能。
フェイスブックやインスタがリリースされてから急激にユーザーが減少。10年ほど前に使っていたアカウントが残っていたので久しぶりにログインしたら、昔仲良くしていた人の姿はありません。残っている人も長期間ログインなし。
今でも活動しているサークルもいくつかあるし、オフ会を開いているコミュニティも発見。だけど「友達を探そう」と思える活気はありません。興味のあるコミュ二ティに参加して活動していれば友達は作れるでしょう。
今の時代、mixiを使わなくても友達を作れるコミュニティサイトがあります。久しぶりに使って「ミクシィも衰退したな」と感じました。これが10年前だったら「mixi使えば友達が作れるよ」とおすすめしていたけど、今となっては「使う価値は非常に低い」と評価せざるを得ません。
ミクシィは規制が厳しいから「出会い」や「セフレ」といった言葉を使ったサークルは作れないため、ストレートに出会いを求めることは困難。
今回使った代表的なSNSの中では「会えるかもしれない」と少しだけ期待できました。会うまでには根気と時間は必要。昔のように誰でも簡単に会える環境ではありません。
料金 | ユーザー(国内) | 出会い | 期待度 |
---|---|---|---|
無料 | 1000万人 | やや高い | やや高い |
SNSは出会いよりも承認欲求を満たすツール
LINE・X(旧ツイッター)・Facebook・インスタグラム・ミクシィといった代表的なSNSは出会いを目的に作られていないから会うことは難しいです。
SNSとは社会的ネットワークの構築ができるサービスを指します。言い換えれば人との繋がりを助けるサービス。だけど、新しい出会いを見つけるサービスとは少し意味が違います。
本来、SNSは人との交流(コミュニケーション)をはかるサービス。いつしか「いいねがたくさん欲しい」「フォロワーを増やしたい」「注目されたい」といった他人からの承認欲求を満たす手段として活用。
危険な行為で写真や動画を撮ったり、いいねをお金で買う人もたくさんいます。こうした行為は本来のSNSの目的から逸脱。
人を繋げる豊かなコミュニティとして活用する人が増えれば出会えるサービスに変わるでしょう。