happn(ハプン)は街中ですれ違った人と出会いのチャンスが生まれるアプリ。
「リアルな生活の偶然をきっかけにしよう」というコンセプトで運営。実際にダウンロードして30日間使ってみました。
- すれ違うユーザーは確かにいる
- すれ違いを出会いに繋げるのは難しい
- 危険性は低いけど警戒は必要
- ドキドキしながら出会いを楽しめる
- うまくいけば近所の異性と会える
- 完全無料では会えない(定額料金が必須)
- 地方はユーザーが少ないのでマッチング率が低い
- すれ違う中にタイプの異性が少ない
先に結論から言います。happnは東京や大阪といった人口の多い大都市で使えば会える可能性はあります。
人口の少ない地方で使ってもユーザーがいないため、マッチングしたり出会いに繋げることは難しいです。
happnを使ってすれ違いの偶然を現実的な出会いに変えることは簡単ではありません。
happn(ハプン)を30日間使った結果や感想
happn(ハプン)は「街中で毎日数十人と出会う機会があれば、わざわざ出会い系やお見合いサイトは必要ないだろう」という発想から生まれたパリ発祥の出会いアプリ。
位置情報をONに設定しておけば、街中でhappnユーザー同士が繋がるきっかけを作れます。クラッシュ(すれ違い)したユーザーがいれば通知が届き、そこから気になった人へアプローチしてマッチングできれば出会いに繋がるシステム。
日常生活で自然に異性と繋がれることが最大の特徴。アプリは公式サイトやAppStoreやGooglePlayでダウンロード可能。2025年までに世界で1億人が使っている人気に出会いアプリ。
ダウンロード | 料金 | 利用年代 | 目的 |
---|---|---|---|
無料 | 一部有料 | 30代~40代 | 気軽な出会い |
早速、iTunesストアでhappnのアプリをダウンロードしてアカウントを作成。ダウンロードは無料。
基本的に機能も無料で使えるけど、クラッシュ(マッチング)の成功率をより上げるために課金して相手にアプローチもできます。無料で試してから「良いな」と思えば課金する方法がベスト。
アカウント作成にはFacebookか電話番号・メールアドレスが必要。個人情報を入力する手間が面倒だったのでFacebookを使いました。
その後、利用規約への同意やhappnとフェイスブックの連動を許可すればマイアカウントを受け取れます。使い方に関する説明を受けたあと、すぐに利用できました。
ここからはhappn(ハプン)のアプリをダウンロードして実際に30日間使った結果や感想をお伝えします。
すれ違いは多いけどクラッシュは困難
「どんな人と会えるだろう」とワクワクしながらhappnの位置情報をONにしてクラッシュ(マッチング)できる状態に設定してから新宿を歩き回ります。
半径数キロ範囲にhappnを使っている人がいれば自分のタイムラインに相手の情報が表示されるシステム。クラッシュするために3時間ほど新宿を歩きました。
その結果、1人の女性と数回すれ違い、アプローチしたところクラッシュに成功。その後、12人の女性とすれ違ったけど、マッチングに至りません。
タイムラインには続々と近距離にいるユーザーが表示。「すれ違いユーザーは多いけど、クラッシュは難しい」と実感。
積極的にチャームを送ってくれる人はいない
その後も継続してオンラインにしながら日常を送りました。
街中でhappnユーザーと近距離になり、タイムラインに表示される人はいたけど「はじめまして」や「よろしく」とアプローチする機能であるチャームの通知が全然届きません。
いつまでたってもお知らせページには「異性からアプローチされました」という通知が届かない悲しい状態。happnを使っている女性は積極的に出会いを探す人よりも受け身の人が多いです。
「男性が消極的だと、いつまでもマッチングできない」と感じました。
プロフ写真を適当に載せている人が多い
タイムラインに表示された女性の写真を見ると顔ではなく風景や食べ物といった写真をプロフィールに設定している人が大勢。
「どんな人なのか全然わからない」と不満に思うことが多々。アプローチも躊躇。
部屋の壁をプロフ写真に設定している人も発見。「顔写真は絶対にNG」という利用者が4割ほどいるからテンションも上がりません。
「顔を出したくないなら出会い系は使わないほうが良い」と思ってしまったのが本音。ノリで登録したけど結局使っていないユーザーも多いから、必然的にクラッシュ率も低くなります。
都内はクラッシュできるけど地方は厳しい
フランスでは知名度の高い出会いアプリだけど、日本においてhappnの知名度は低いです。人気のあるハッピーメールやワクワクメールといった出会い系と比較すれば大きな差があります。
実際に使って「大都会の東京ですら、これだけの人としか知り合えないのか」とガッカリ。都内なら使っている人はいるけど、地方でのクラッシュは厳しいです。
30代から40代が多くて外国人もいる
街中を歩き回っている時にタイムラインに表示されたユーザーの年齢層をチェックしたところ、30代から40代が9割。逆に10代や20代とすれ違うことは、ほぼ無かったです。
日本人だけでなく、ヨーロッパの外国人も2割ほど。海外発祥の出会いアプリだけあって、外人ユーザー率は他と比較しても高いです。
近所だから会いやすいとは限らない
近距離の人と会える機能は素晴らしいです。その反面「近所だからといって会いやすいとは限らない」と痛感したことも事実。
互いが明確な目的を持たずに「なんとなく出会う」という曖昧な状態で知り合うため、出会いまで辿り着かないケースが多々あります。
海外の出会いアプリだから個人情報流失が不安
正直に言うと海外製の出会いアプリと知った時「使わないでおこうかな」と迷いました。その理由は個人情報の流失を懸念したから。
実際にFacebookやティンダーといった海外発のSNSや出会い系では過去に大規模なユーザーの個人情報が流失。その不安はhappnを退会した今でも残っています。
好みの異性と偶然に会える可能性は低い
「街中ですれ違った人が好みの異性である確率は5%もない」と実感。自分の好きなタイプの異性と偶然知り合える可能性は極めて低いです。
タイプな人と知り合いたいけど、happnでは難しいです。自分で好きな異性を選べる出会いアプリを使ったほうが満足です。
攻略法は歩き回って積極的なアプローチ
マッチング攻略法はできるだけたくさんの人がいる場所で歩き回ること、自分から積極的にアプローチすることです。異性とのきっかけを作るには外に出てたくさんの人とすれ違うほかありません。
消極的なユーザーが多いので自分から積極的にアプローチしなければ、きっかけさえ作れないです。クラッシュの成功率を高めるために課金しのアプローチもあります。料金が掛かってもいいから会いたい人には課金もおすすめの攻略法。
登録してもFacebook友達にバレない
アカウント作成の際、Facebookを利用しても友達にバレません。Facebookで繋がっている友人や知人に知られないようシステム化されているからです。
サーバー攻撃やウイルスなど、外部からシステムサーバーを破壊されたり侵入されればユーザーの個人情報が流失する可能性はあります。その際、もしかしたら友人や知人にhappnの利用がバレてしまうかもしれません。
サクラや悪質業者はいない
1ヶ月の間、実際にhappnを使ったけど「この人、サクラだ」「詐欺や騙そうとしてくる悪質業者がいる」とは感じません。風俗嬢による勧誘やマルチ商法への勧誘もいなかったです。
世の中にはサクラや悪質業者が蔓延している出会いアプリがたくさんあります。それらと比較すれば安心。
外出が多い人に適した出会いアプリ
一般的な出会いアプリは家で相手を探すことが主流。happnは街中で出会いを探すことが主流。これが大きな違い。
外出が好きな人や外回りの仕事の人には適ています。「家でのんびり過ごしたい」「外出するのは面倒くさい」という人には不向きです。
30日間使ったけど会えなかった
30日間に渡ってhappnを使ったけど会えませんでした。
新宿・渋谷・六本木・銀座・池袋など、都内でも特に人が多く集まる場所で試しても成果はなかったです。
最後のほうは誰からもメールすら届かず、メッセージボックスは空の状態。使い始めた当初は「楽しい」と思えたけど、3日もしたら飽きます。
ユーザーが思ったほど多くないし、マッチング率が低すぎるから効率も悪いです。正直、happnより良い出会いアプリはいくらでもあります。
happnは退会できない
happnは退会できません。退会フォームもなければ、申請もできません。
退会ではなく、アカウントの一時停止は可能。ただ、この方法は「今後一切、完全にhappnと関わりを持たない」ことではなく、距離を置くイメージ。
- 画面右下の【アカウント】をクリック
- 【アプリのルール】をクリック
- 【アカウントの一時停止】を押す
- アプリをアンインストール
この方法でアカウントを一時停止できます。その後、1度アプリをアンインストールしてから再度インストールしたところ「以前に利用したことがあります」と表示。
つまり、僕の個人情報は完全に消去されていません。happnへ1度でも登録すると完全なる退会は不可能。今では「個人情報、大丈夫かな」という不安が残り、登録を後悔。
happn(ハプン)の料金
定額制の料金(月2700円)を支払えばhappn Premiumのオプションに加入。
無料会員のままでもメッセージの送信や一定の機能は使えるけど、会えるチャンスを増やしたい人向けの料金プラン。
- 「いいね」をしてくれた人が知れる
- 1日10回「はじめまして」が使える
- すれ違いを一時停止できる
- 個人情報の公開・非公開の選択が可能
- 広告を非表示にできる
「定額を払ってまで使いたくはない」と思いました。月に2700円払えば優良なポイント制の出会い系を使ったほうが会えるからです。
どうしてもhappnで会いたい人であればオプションに加入してください。
happnに対する評価
項目 | 結果 | 評価 |
---|---|---|
デリヘル嬢 | 非常に少ない | ★☆☆☆☆ |
広告誘導 | やや少ない | ★★☆☆☆ |
サクラ | 遭遇なし | ★☆☆☆☆ |
プライバシー保護 | 不安 | ★★☆☆☆ |
危険度 | やや低い | ★★☆☆☆ |
- 無料で遊べる
- 人口密集地なら会える可能性がある
- ご近所さんと知り合える
- 会員数が少ない
- 地方や田舎で使っても出会いは期待できない
- 説明文や表記されている日本語がおかしい
happnに対する口コミと世間の評判
ここでは、happn(ハプン)に対する口コミと評判をお伝えします。
happnに対する口コミを100件調査したところ、7割は批判的な内容。好意的な口コミもあったけど、ネガティブな口コミや評判のほうが目立ちます。
課金しないと話にならない。ただじゃ遊べない。 Google Play【happnレビュー】
「課金しなければ満足に遊べない」という口コミを発見。「詐欺と同じくらい高い」「結局は課金させられるシステム」と料金体系に関してネガティブな口コミをたくさん見かけます。
「誰ともすれ違わない」「チャーム送って反応ないと進まないのね。田舎はムリだな」と出会えない派も大勢。
「まぁまぁ面白い」「すぐに友達できました」と良い口コミあるけど少数。総合的には「人がいない」「すれ違わない」など、不満をあげている人が多かったです。
偶然を出会いに変えることは難しい
実際にhappnを使って「偶然を出会いに変えることは難しい」と痛感。道端ですれ違った人や、たまたま近所にいた人同士が意気投合して会うことは稀です。
コンセプトや機能に対して不満はないけど、いざ自分で使ったら出会うことの難しさがわかりました。最初は「もしかしたら会えるかもしれない」とウキウキしたけど、時間が経つにつれて「無理そうだ」と気持ちも変化。
毎日のように根気よく頻繁に街中を歩き回り、知り合った異性に対して自分から積極的にアプローチすれば会えます。「非効率で成功率も低い」という印象が最後まで拭いきれませんでした。