- 「happn(ハップン)てどうなの?」
- 「出会える?出会えない?」
- 「危険?安全?」
- 「実際に使ってどうだった?」
街中ですれ違った人と出会いのチャンスが生まれるアプリのhappn(ハップン)。
【リアルな生活の偶然をきっかけにしよう】というコンセプトに興味がわいたので、実際にダウンロードして30日間使ってみました。
- 使っていてワクワク感はあった
- 危険性は低いけど警戒する必要はある
- 定額制の料金を払う価値はなかった
- すれ違いから出会いに繋げることは難しい
先に結論から言います。happnは東京や大阪といった人口の多い大都市で使えば「そこそこ楽しめる」と思えた出会いアプリでした。
人口の少ない地方で使ってもユーザーは多くないから、マッチングしたり出会いに繋げることはかなり難しいです。
happnを使ってすれ違いの偶然を現実的な出会いに変えることは簡単なことではありません。
【この記事は2021年1月に更新されています】
Contents
happn(ハップン)とは?
happn(ハップン)は「もし、街中で毎日数十人と出会う機会があれば、わざわざ出会い系やお見合いサイトは必要ないだろう」という発想から生まれたパリ発祥の出会いアプリです。
アプリをダウンロードして位置情報をONに設定しておけば、街中でhappnユーザー同士が繋がるきっかけを作ってくれます。
クラッシュ(すれ違い)したユーザーがいれば通知がとどき、そこから気になった人へアプローチしてマッチングできれば出会いに繋がるシステムです。
相手を探しに行くわけではなく、日常生活で自然に異性と繋がれることが最大の特徴です。
happnのアプリをダウンロードできる公式サイトやAppStoreやGooglePlayはすべて英語表記になっています。
ダウンロード | 料金 | 利用年代 | 目的 |
---|---|---|---|
無料 | 一部有料 | 30代~40代 | 気軽な出会い |
実際にhappnを使った結果と感想やQ&A
ここからはhappn(ハップン)のアプリをダウンロードし、実際に登録して使った結果と感想やQ&Aについて詳しくお伝えします。
実際に30日間使ってみた結果
ここでは、実際にhappnに登録して30日間使ってみた結果から報告します。
アカウントはFacebookか電話番号・メルアドの2択から選択
早速、iTunesストアでhappnのアプリをダウンロードしてアカウントを作成していきます。アプリは無料でダウンロードできたので料金は掛かりませんでした。
基本的に機能も無料で使えるけど、クラッシュ(マッチング)の成功率をより上げる為には課金して相手にアプローチすることもできます。
まず無料で試してから「いいじゃん」と思えれば課金する方法がベストです。
このように、アカウントを作成するには【Facebook】か【電話番号・メールアドレス】が必要になります。
僕は個人情報を入力する手間が面倒だったのでFacebookを使うことにしました。
その後、利用規約への同意やhappnとフェイスブックが連動することを許可すればマイアカウントを受け取ることができます。使い方に関する説明を受けたあと、すぐに利用できる状態になりました。
すれ違いユーザーは多いけど、クラッシュは困難
「どんな人と出会えるだろう」とワクワクしながら、happnの位置情報をONにしてクラッシュ(マッチング)できる状態に設定してから新宿を歩き回ってみることにします。
半径数キロ範囲にhappnを使っている人がいれば、自分のタイムラインに相手の情報が表示されるシステムです。クラッシュするために3時間ほど新宿を歩いてみました。
その結果、このように1人の女性と数回すれ違い、アプローチしてみたところクラッシュすることに成功です。
その後、12人の女性ユーザーとすれ違うことができたけど、マッチングには至りません。
タイムラインには続々と近距離にいるユーザーが表示されます。その反面「すれ違いユーザーは多いけど、クラッシュは難しい」と実感しました。
積極的に「はじめまして」や「チャーム」を送ってくれる人は全然いない
その後も継続してオンラインにしながら日常を送ってみました。
街中でhappnユーザーと近距離になり、タイムラインに表示される人はいたけど「はじめまして」や「よろしく」とアプローチする機能である【チャーム】の通知が全然届きません。
このように、いつまでたっても僕のお知らせページには「異性からアプローチされました」という通知が届かない悲しい状態になっています。
happnを使っている女性ユーザーは積極的に出会いを探す人よりも受け身の人が多いです。
「男性が消極的だと、いつまでたってもマッチングできない」と感じました。
プロフ写真を適当に載せている人が多い
タイムラインに表示された女性の写真を見ると、顔ではなく風景や食べ物といった写真をプロフィールに設定している人が大勢います。
「この写真では、どんな人なのか全然わからない」と不満に思うことが多々あり、アプローチすることに躊躇してしまいました。
このように部屋の壁をプロフ写真に設定している人もいます。「顔写真は絶対にNG」という利用者が4割くらい存在するからテンションも上がりません。
「顔を出したくないなら出会い系は使わないほうが良い」と思ってしまったのが本音です。
ノリで登録したけど結局使っていないユーザーも多いから、必然的にクラッシュ率も低くなります。
実際に出会うことはできなかった
30日間に渡ってhappnを使ってみたけど、実際に出会うことはできませんでした。
新宿・渋谷・六本木・銀座・池袋など、都内でも特に人が多く集まる場所で試しても成果はなかったです。
このように最後のほうは誰からもメールすら届かず、僕のメッセージボックスは空の状態になっていました。
使い始めた当初は「楽しい」と思えたけど、3日もしたら飽きてしまいます。
ユーザー数が思ったほど多くはないし、マッチング率が低すぎるから効率も悪いので「また使いたい」とは思えませんでした。
「happnより良い出会いアプリはいくらでもある」と思ったのが本音です。
使い終わって特に思った5つの感想
ここでは、30日間happnを使って特に思った5つの感想をお伝えします。
知名度が低く、東京都内ならクラッシュできるけど地方では厳しい
フランスではそれなりに知名度の高い出会いアプリだけど、日本においてhappnの知名度は低いのが現状です。
人気のあるハッピーメールやワクワクメールといった出会い系と比較すれば大きな差があります。実際に使って「大都会の東京ですら、これだけの人としか知り合えないのか」と少しガッカリしました。
都内ならhappnを使っている人はいるけど、地方でクラッシュすることは厳しいです。
30~40代のユーザーが多く、外国人ユーザーも2割ほどいる
街中を歩き回っている時に僕のタイムラインに表示されたユーザーの年齢層をチェックしてみたところ、30~40代が9割でした。
逆に10~20代の若い世代とすれ違うことは、ほぼ無かったです。利用者の中には日本人だけでなく、ヨーロッパの外国人が2割ほど混ざっていました。
海外発祥の出会いアプリだけあって、外人のユーザー率は他の出会いアプリと比較しても高いです。
ご近所だからといって【出会いやすい】とは限らない
happnの特徴である近距離の人と出会える機能は素晴らしいと思います。一方で「ご近所だからといって【出会いやすい】とは限らない」と痛感していることも事実です。
以前、セフレが作れる出会いアプリやサイトを使ったことがあります。その時は「セフレを作りたい」という明確な目的を持ったユーザーが集まっていたから「出会いやすい環境だ」と感じました。
その点、happnではお互いが明確な目的を持たずに「なんとなく出会う」という曖昧な状態で知り合うため、出会いまで辿り着かないケースが多々あります。
海外発信の出会いアプリだから個人情報流失が不安
正直に言うと、happnが海外製の出会いアプリと知った時は「使わないでおこうかな」と迷いました。その理由は個人情報が流失する懸念を感じていたからです。
実際にFacebookやティンダーといった海外発のSNSや出会い系では過去に大規模なユーザーの個人情報流失が起こりました。
その不安はhappnを退会した今でも残っています。
好みの異性と偶然出会える可能性は非常に低い
今回、happnを使って「街中ですれ違った人が好みの異性である確率は5%もない」と実感しました。自分の好きなタイプの異性と偶然知り合える可能性は極めて低いことがわかります。
「せっかく出会いアプリを使うんだからタイプな人と知り合いたい」と思っていました。しかし、happnでそういった願いをかなえることは残念ながら難しいです。
「これなら自分で好きな異性を選べる出会いアプリを使ったほうが満足できる」と思いました。
【使ってわかった!】疑問解決Q&A
ここでは、実際に使ってわかったhappnに関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
クラッシュ(マッチング)するための攻略法は?
happnでより多くクラッシュ(マッチング)するための攻略法は【できるだけたくさんの人がいる場所で歩き回ること】と【自分から積極的にアプローチすること】です。
異性とのきっかけを作るには外に出てたくさんの人とすれ違うほかありません。消極的なユーザーが多いので自分から積極的にアプローチしなければ、きっかけさえ作れないです。
他にもクラッシュの成功率を高めるために課金して強烈なアプローチをする方法もあります。料金が掛かってもいいから出会いたい人には課金することもおすすめの攻略法です。
Facebook友達にバレる?バレない?
アカウント作成の際、Facebookを利用してhappnを使ったとしても友達にバレることはありません。Facebookで繋がっている友人や知人に知られないようにシステム化されているからです。
サーバー攻撃やウイルスなど、外部からhappnのシステムサーバーを破壊されたり侵入されればユーザーの個人情報が流失する可能性はあります。
その際、もしかしたら友人や知人にhappnを利用していることがバレてしまうかもしれません。
サクラや悪質業者はいない?
1ヶ月の間、実際にhappnを使ってみたけど「この人、サクラだ」「詐欺や騙そうとしてくる悪質な業者がいる」と感じたことはありませんでした。
風俗嬢による勧誘やマルチ商法へ勧誘してくる人も見かけません。
世の中にはサクラや悪質業者が蔓延している出会いアプリがたくさんあります。それらの出会いアプリと比較すれば、happnは安心して使える出会い系です。
一般的な出会いアプリとの違いは?
一般的な出会いアプリは家で相手を探すことが主流だけど、happnは街中で出会いを探すことが主流になります。これが大きな違いです。
外出が好きな人や外回りの仕事をしている人には向いている出会いアプリといえます。
逆に「家でのんびり過ごしたい」「外出するのは面倒くさい」という人には不向きです。
退会は簡単にできる?
happnを退会しようと思って試してみたけど、退会することができませんでした。退会フォームもなければ、申請することもできません。
退会ではなく、アカウントを一時停止することは可能です。ただ、この方法は「今後一切、完全にhappnと関わりを持たない」ということではなく、距離を置くイメージです。
- 画面右下の【アカウント】をクリック
- 【アプリのルール】をクリック
- 【アカウントの一時停止】を押す
- アプリをアンインストール
この方法でアカウントを一時停止することができます。その後、1度アプリをアンインストールしてから再度インストールしてみたところ「以前に利用したことがあります」と表示されました。
つまり、僕の個人情報は完全に消去されていなかったわけです。happnへ1度でも登録してしまうと完全なる退会は不可能ということになります。
今では「個人情報、大丈夫かな」という不安が残り、登録したことを後悔しているのが本音です。
【定額制オプション】happn(ハップン)の料金
定額制の料金(月2700円)を支払えば【happn Premium】のオプションに加入することができます。
無料会員のままでもメッセージの送信や一定の機能は使えるけど、出会えるチャンスを増やしたい人向けの料金プランです。
- 「いいね」をしてくれた人が知れる
- 1日10回「はじめまして」が使える
- すれ違いを一時停止できる
- 個人情報の【公開・非公開】の選択が可能
- 広告を表示にできる
これが【happn Premium】に加入したユーザーが受けられる特権になります。
正直、僕は「定額を払ってまで使いたくはない」と思いました。月に2700円払えば優良なポイント制の出会い系を使ったほうが会えると実感したからです。
「どうしてもhappnで会いたい」という人であればオプションに加入するのもアリだと思います。
happnに対する僕の評価
happn(ハップン)を使ってみた【安全性に対する評価】【プラス評価】【マイナス評価】は以下の通りです。
安全性に対する評価
項目 | 結果 | 評価 |
---|---|---|
デリヘル嬢 | 非常に少ない | ★☆☆☆☆ |
広告誘導 | やや少ない | ★★☆☆☆ |
サクラ | 遭遇なし | ★☆☆☆☆ |
プライバシー保護 | 不安 | ★★☆☆☆ |
危険度 | やや低い | ★★☆☆☆ |
happnに対するプラス評価
- 無料で遊べる
- 人口密集地なら出会える可能性がある
- ご近所さんと知り合える
happnに対するマイナス評価
- 会員数が少ない
- 地方や田舎で使っても出会いは期待できない
- 説明文や表記されている日本語がおかしい
happnに対する口コミと世間の評判
ここでは、happn(ハップン)に対する口コミと世間の評判をお伝えします。
先に結論から言います。happnに対する口コミを100件調査したところ、7割は批判的な内容でした。好意的な口コミもあったけど、ネガティブな口コミや評判のほうが目立ちます。
ちなみに、Yahoo!知恵袋や2ch(現5ちゃんねる)といった掲示板にhappnに対する評判はほぼ書き込まれていませんでした。
課金しないと話にならない。ただじゃ遊べない。 Google Play【happnレビュー】
このように「課金しなければ満足に遊ぶことはできない」と口コミしている人がいます。
他にも「詐欺と同じくらい高い」「結局は課金させられるシステム」と料金体系に関してネガティブな口コミをたくさん見かけました。
人が多いところじゃないと、すれ違わないですね…人が多いところに住んでると楽しいと思います。 Google Play【happnレビュー】
また、このように「人が多いところじゃないと楽しめない」と口コミしている人もいます。
「誰ともすれ違わない」「出会える気がしない。これで出会えるなら宝くじの方が当たる気がする」「チャーム送って反応ないと進まないのね。田舎はムリだな」と【出会えない派】も大勢見かけました。
なかには「まぁまぁ面白い」「すぐに友達できました」とポジティブな口コミあるけど少数です。
総合的には「人がいない」「すれ違わない」など、ユーザー数に対する不満をあげている人が多く、満足度が低い人がたくさんいる印象でした。
偶然を出会いに変えることは簡単ではない
今回、実際にhappnを使って「偶然を出会いに変えることは簡単ではない」と痛感しています。
単に道端ですれ違った人や、たまたま近所にいた人同士が意気投合して出会うことは稀です。
happnのコンセプトや機能に対しては好感を持ったけど、いざ自分で使ってみたら出会うことの難しさがわかりました。
以前、happnと同じコンセプトで運営している出会いアプリのCROSS ME(クロスミー)を新宿で使った時も今回と似た結果に終わっています。
最初は「もしかしたら出会えるかもしれない」とウキウキしてたけど、時間が経つにつれて「無理そうだ」と気持ちも変化していきました。
毎日のように根気よく頻繁に街中を歩き回り、知り合った異性に対して自分から積極的にアプローチしていれば出会える可能性はあります。
ただ、僕にとっては「あまりにも非効率であり、成功率も低い出会いアプリだった」という印象が最後まで拭いきれませんでした。
「おすすめだよ」とは言えないけど、興味があるなら試してください。
【公式サイトはこちら】→happn
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